従業員によるブログへの書き込みから自分を守るすべ
タイトル通り、少々深刻な話題です。
こちらの記事が元になっています。コメントをmの名で入れましたのでご参照ください。http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/forbes/060310_blogger/
お時間の無い方のために記事を要約するなら、
- 米Forbes誌によると、米国ではブログへの書き込み方(内容や就業中か否か、など)によっては従業員を解雇することができる。
- それにも関わらず、米国企業の15%しか、この関連でのルールを定めていないし、そもそも法律もブログを想定していない。
- 会社は方針を定め、従業員に徹底せよ。(その中には会社のPCの使用も含めるべし!)
...といったところです。
米国系企業に勤務している私として、自分を守るために気を付けている事は、
- このブログのようなに個人的なモノを就業時間中に閲覧したり、書き込んだりすることは控え、やむを得ぬ場合でも、標準の就業時間の前か後か昼休みにする。
- 勤務先の会社名や個人名などが特定できる内容には極力言及しない。(今更かな~)
- 仕事に関連のある投稿をする場合でも、会社のメールアドレスではなく、個人で持っているアドレスを使う。
...といったところです。
今のところ、お咎めはありません。でも、会社のPCで勤務時間中にデイトレイダーもどきをやっていた方が厳重注意を受けた事はありますので、自分も何らかの監視下にある事は覚悟していますし、万が一、お咎めがあった場合の申し開き方も決めています。
一般社員から取締役まで、喫煙者(タバコ依存症患者)が就業時間中に堂々と会社の隔離施設で雑談をできたり、先物取引業者等からの勧誘電話に長々と話しをしていたり(私はそれと分かれば「勤務時間中です。失礼。」と言って電話は3秒以内で切ります。)、携帯メールを延々とやっていても特にお咎めがない、などから考えれば、ブログの閲覧や短時間での書き込みなどは知れたものだと思っています。ただし、会社のメールアドレスを使ったり、内容自体に関する「常識」や「倫理」などは当然問われてしかるべきだと思います。
メールやWebの普及で私用電話や非効率な用事が減って、実質労働時間も増えたように、ブログの普及で発想や交流が広がってビジネスの創造に貢献でき、さらには仕事のストレスも減れば、きっとこんなことは「昔話」になるのではないか、と考えています。
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コメント
日本版SOX法も近年制定されるそうです、IT全般統制という面からもそれぞれの企業で自社情報システムの運用についてポリシー、運用規約を整備しつつありますね。非常に参考になる意見です。
投稿: Amicizia | 2006年3月13日 (月) 00時22分
コメントありがとうございます。
USに本社がある私の勤務先は、「域外適用」という帝国主義的で一方的運用のもと、既にSOX法の傘下にあります。私自身に実害はありませんが、一社員としては気持ちが悪く、困ったものです。
ところで、本記事と同じような内容をもう少しマイルドに例の「有償ブログ」にアップしたところ、(断言するにはn数がまだ不足していますが)「就業時間中」の書き込みが減ったようです。罪なことをしたな、と省察しています。
投稿: mmm | 2006年3月14日 (火) 12時28分